着物の豆知識「保管」

こんにちは!福岡県春日市の着物専門クリーニング店「きもの110番」です。本日は大切なお着物をご家庭で保管する方法をいくつかのポイントに分けてご紹介したいと思います。

 

1、着物の保管場所
まず初めに着物は湿気と紫外線にとても弱い物です。昔から桐の箪笥や衣装箱が着物の保管として用いられているのは桐には高い保湿性(一定の湿度を保つ)が高く一年を通して箪笥内の湿度を一定に保つことが出来、加えて桐が持つ特有な成分を虫が嫌う為、防虫性にも優れているからです。
着物の保管場所は直射日光や電球光が当たらない水回り以外の湿度がなるべく低い所で桐の箪笥や衣装箱に入れて保管しましょう。
一般的な箪笥や衣装ケースでも要点を抑えれば桐箪笥と同様に長く着物を綺麗に保管する事が可能です。

2、保管方法
桐製品以外の保管方法

①防虫剤を入れる
通常の箪笥や衣装ケースには防虫成分が入ってません。絹は虫が食いにくと言われていますが、絶対ではありません。またウールの着物やモスリンの長襦袢は虫が食いやすいので保管箱を分け、防虫剤の量を少し多めに入れる事をおススメします。
※防虫剤は1種類のみを使い、着物に触れない四隅に置く

②閉めたままにしない
桐以外の製品には保湿機能がありません。その為、外界湿度の影響を受けてしまいます。箪笥内の湿気は着物にカビを生えさせそのカビが着物に悪い影響を与えてしまいます。湿気を逃がす為に定期的に引出しや蓋を開けたままにしましょう。

③着物を折り目に沿って正しく長方形にたたみ、1枚ずつ和服のタトウ紙に入れる
着物をタトウ紙に入れた方が良い理由は、タトウ紙が湿気を吸い着物を保護してくれる為です。見た目ではカビや汚れていなくても定期的にタトウ紙を変えた方が良いでしょう。
畳む際に刺繍や金箔等の加工がしてある場合は和紙や白いあて布を挟みましょう。こうすることで摩擦で加工が痛むのを軽減し、加工が剝がれ生地同士が張り付くの防いでくれます。

④沢山入れすぎない
綺麗に畳んでなおしても詰め込み過ぎると型崩れしたり生地折れの原因になります。出来るだけ重い物⇒軽い物の順に余裕を待たせて収納しましょう。

3、定期的に虫干しをする
箪笥の引出しを開けるだけでは完全に湿気を取り除く事が出来ません。防虫剤を入れ替えたり着物や保管場所の状態を確認するためにも最低でも1年に1回は晴れた日に風通しの良い所で陰干ししましょう。

「出したらカビが生えていた」「出したら染みがついていた」とかなり多くのお客様からご相談を受けますが、正しく保管すれば着物は何世代も引継ぐ事が可能です。染みの発見が早ければ生地に負担をかけずに染み抜きが可能になります。着物をお持ちなら1度確認されて下さい。

七五三を終えた方はクリーニング後に上記の方法で保管してください。
クリーニングがまだお済みでない方は「七五三キャンペーン」中ですので是非当店をご利用下さい。染みもそのままにして置くと着物を傷めますので染抜きをおススメします!